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パチマガ2003年11.23号 アラプロの『正攻法で勝つ!』より抜粋

 時短付きCR機登場以降、波が荒くなったせいで収支は安定しにくくなりました。
「ボーダーラインが役に立たない」
「日当計算が成り立たない」
 と半ば厭世的にとらえる向きもあります。
 しかし私は全く逆だと思います。「収支が安定しない今の時代だからこそ数字が重要!」
 と私は声を大にして主張したいと思います。目先の事象に囚われず、確率と数字をよりどころにして粘り強く打つ姿勢が必要なのです。
 極端な話、毎日確実にプラスが出せるような波の穏やかな台ならば負けることはほとんどないし、釘やボーダーの重要性を説くまでもなく結果(収支)が先に出てしまいます。「釘が甘いから出るぞ」という演繹論よりも「出ているからきっと釘が甘いのだろう」という帰納論になりやすいのです。
 しかし波の荒い台の場合は、単に「出ている」という事実だけ突きつけられても釘が甘いかどうか確証が持てません。だからこそ、「帰納」よりも「演繹」優先で行動しなければならないのです。たとえすぐに結果が出なくても、理屈を信じて打つしかないのです。その意味で、パチンコにおける数理的考証は、近頃その意味をますます増してきていると私は考えます。
 ハネモノに5万も突っ込むプロはまずいませんが、CR機に5万突っ込むことはプロならよくあるでしょう。なぜ5万も突っ込めるかというと、数字の根拠(ボーダーを超えているという事実)があってこそなのです。
 




 右ページ「ボーダーラインの基本計算式」の中で、「平均出玉」という言葉が出てきました。この値が出ないことにはボーダーが計算できません。ボーダー計算の前にあらかじめ平均出玉を計算しておきましょう。
 そこで、平均出玉の算出方法を右で解説しておきました。確変のみのCR機ならば平均出玉の計算は楽なのですが、時短がつくと急に面倒になります。ST機や時短回数振り分けタイプなどはさらに面倒になりますが、ここではとりあえず普通のフル時短とハーフ時短機について説明してあります。
 なお、確変・時短中の玉増減はないものとして計算しています。玉増え・玉減りがある場合はその分を考慮して大当り出玉を増減させて調整してみてください。






 確率通りに出た場合の収支。実際には確率通りに出ない日の方が多いのですが、それはあくまでも1日単位での話。毎日積み重ねていれば、トータルで見事に期待収支通りになってしまいます。パチンコを収入源にしている人にとって、期待収支はまさに命綱のようなものです。